『後ろに居てくれるから』(初勝利を裏で支えた人達)
深川晃史3級
「一生懸命じゃなくて一所懸命だよ」
生きてる間、全力で何かすることなんてできない。一つ一つのことに全力を注いで、休む時には休む。
一生全力で走り続けるなんてできない。休憩しなければ走ることもできなくなってしまう。
一つのことを全力で終わらせて、休まず別のことに全力を注いでも効率が悪い。
一つのことを全力で終わらせたらそれはそれで一区切り。休憩でも好きなことでもしてまた別のことに全力で取り掛かる。
それが一所懸命。
昔、家族で普段話をしてるときに母に教えられたことである。
大会の主役は出場選手かもしれません。
しかし、その主役も準備を万全に試合場に向かっても自分の背中は見えないもので、試合で負ける前に自分で負けてしまうこともあります。
そんなときに選手の背中を見送ってくれる存在はありがたいものです。
何度も試合を経験した人でも見落としはあります。
実際、ベテランのスカイダイバーがパラシュートそのものを装備し忘れてダイブしてしまう事故は何年かに一度は発生しています。
試合でも簡単な準備の見落としで思わぬ怪我をしてしまうこともあります。
何か不備がないかとそわそわしながら試合場に上がるより、介添人が一緒に確認してくれればしっかり前を見て試合に集中できるようになります。
“勝って兜の緒を締めろ”これは素敵な言葉ですが、そのためには確実に勝ちにいくことが必要です。それを支えてくれるのが介添人です。
試合前を見届け、試合後を迎えて、次の試合に挑む時も自分で見えてない所を見てくれるから休めるときに休め、挑む時には全力で挑めるようになれるのです。
介添人が大会などで表彰されることはありませんが、介添人の居る・居ないでは選手の勝率は大きく変わるでしょう。
大会を盛り上げ成功へ導くのに必要なのは、出場選手を後ろから見守る介添人が一番の盛り上げ役でしょう。
※この度のNPO法人日本拳法協会主催平成22年度全日本拳法団体選手権大会において介添人を引受けて下さいました芹田元一さん、佐々木勇さんに対し選手一同深く感謝申し上げます。
