日本拳法錬武会(東京都) 生徒の声

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平成23年度団体戦出場体験記『初めての試合』

平成23年度団体戦出場体験記『初めての試合』

鈴木雅博

日本拳法4級(執筆当時階級)

「始め!」
主審の声とともに、相手の前拳が2発飛んできた。なんとかガードしたものの、「大丈夫かな!?」一瞬頭をよぎる(試合開始早々は体力も残っていたため、まだまだこんなことも考える余裕もあった)
その後は、お互いワンツーの応酬。
単調な攻めに、とにかく一本が取れない・・・(泣)
踏み込みが甘く、後拳が大振りとなる。
同じチームの芹田さんから激が飛ぶ「蹴りだ、蹴れ!」
やっとの思いで一発だけ蹴りが出せた。
山本監督からも「鈴木さん、気合で負けてますよ!!」とでっかい声。
他の錬武会の人たちからもたくさんの声を貰っていたけれど、無我夢中で、聞こえなかった(すみません)。
試合後に「よくやった」の声をかけられた。
「たくさんの人に支えられている」、改めて感じた瞬間でした。
さて、自分が出場した団体戦も終わり・・・
(錬武会からは2チームが出場し)もう1チーム(Aチーム)は(祝)決勝戦進出!!
相手チームは、何年も優勝し続けている「幸心館」。
いつも「強い」と感じるAチームのメンバーが、1本が取れない。
緊迫感がある対戦の連続で、決勝戦を見るだけでもここに来た甲斐があったかも↑
最後の閉会式のときに思いました、「これからもがんばろう、まだまだ上がある」。
本当に充実した一日でした。
ちなみに、私の試合は1本取られて負け。
もちろん、次の日から筋肉痛のおまけつきです。
(終わり)

平成22年度団体戦出場体験記『後ろにいてくれるから』

平成22年度団体戦出場体験記『後ろにいてくれるから』

深川晃史

日本拳法2級(執筆当時階級)

日本拳法協会大会実行委員

錬武会副会長・監督

「一生懸命じゃなくて一所懸命だよ」

生きてる間、ずっと全力で何かすることなんてできない。一つ一つのことに全力を注いで、休む時には休む。
一生全力で走り続けるなんてできない。休憩しなければ走ることもできなくなってしまう。
一つのことを全力で終わらせて、休まず別のことに全力を注いでも効率が悪い。
一つのことを全力で終わらせたらそれはそれで一区切り。休憩でも好きなことでもしてまた別のことに全力で取り掛かる。
それが一所懸命。
昔、家族で普段話をしてるときに母に教えられたことである。

大会の主役は出場選手かもしれません。
しかし、その主役も準備を万全に試合場に向かっても自分の背中は見えないもので、試合で負ける前に自分で負けてしまうこともあります。
そんなときに選手の背中を見送ってくれる存在はありがたいものです。
何度も試合を経験した人でも見落としはあります。
実際、ベテランのスカイダイバーがパラシュートそのものを装備し忘れてダイブしてしまう事故は何年かに一度は発生しています。
試合でも簡単な準備の見落としで思わぬ怪我をしてしまうこともあります。
何か不備がないかとそわそわしながら試合場に上がるより、介添人が一緒に確認してくれればしっかり前を見て試合に集中できるようになります。
“勝って兜の緒を締めろ”これは素敵な言葉ですが、そのためには確実に勝ちにいくことが必要です。それを支えてくれるのが介添人です。
試合前を見届け、試合後を迎えて、次の試合に挑む時も自分で見えてない所を見てくれるから休めるときに休め、挑む時には全力で挑めるようになれるのです。
介添人が大会などで表彰されることはありませんが、介添人の居る・居ないでは選手の勝率は大きく変わるでしょう。
大会を盛り上げ成功へ導くのに必要なのは、出場選手を後ろから見守る介添人が一番の盛り上げ役でしょう。

※この度のNPO法人日本拳法協会主催平成22年度全日本拳法団体選手権大会において介添人を引受けて下さいました芹田元一さん、佐々木勇さんに対し選手一同深く感謝申し上げます。

『おじさん達もガンバっています』

『おじさん達もガンバっています』

高見正勝

日本拳法1級(執筆当時階級)

錬武会副主将

初めまして。私は錬武会に2009年3月より入会し1年になります。48歳での入会はいささか無謀かと思いましたが体験稽古に参加させて頂いた時に同世代(1歳年上)の方がおられ20代,30代の方と同じ様に稽古をしている姿に刺激され,入会を決意しました。
 私にとって稽古は決して楽ではありませんし,生傷は絶えませんが稽古が終わった時には清々しい充実感があります。稽古後の皆で飲むビールは最高です。メンバーの世代はそれぞれですが,同じ目的を持つ同士の壁は全然気になりません。楽しく稽古を続けられます。まだまだ未熟者の私ですが『継続は力なり』を胸に刻み無理をせずマイペースで精進していきたいと思っておりますのでこれを見て日本拳法に興味をお持ちの方がおられましたら是非一緒に汗を流し,美味しいビールを飲みましょう。

『何の為に??』

『何の為に??』

井上はじめ

日本拳法7級(執筆当時階級)

アインシュタインとその弟子のやりとりです。
『先生、人間は何のために生きているでしょうか?』
『決まってるじゃないか、他人のためだよ』
人を幸せにする事ができなくとも、不幸を回避させる事はできるかもしれない。

ニュースで見るたくさんの悲しい事件。
もし事件の場所に自分がいたらなんとかしてあげれたのか?
自分は、武道や格闘技と無縁の人生を過ごしていたので、誰も助けられずいたでしょう。
だから少しでも強くなっておけば、誰かを守れるかもしれない。
中々踏み出せなかったけど、一歩踏み出してみるか!!
というわけで33歳で武道に挑戦してみました。

自分は社会人なので、顔に怪我はできないしと考えていたら日本拳法の存在を知りました。
場所は恵比寿駅徒歩10分職場からも近いししかも一回500円とリーズナブル。
まだ初めて4ヶ月週2回の練習だけだけど、肩の筋肉が大きくなって体も少し締まってきました。
精神的にも少し強くなった気がします。

同じ志しを持つ仲間と共に、これから頑張って強くなります。
そして強くてかっこいいお父さんになります。

『私にとっての日本拳法・錬武会』

『私にとっての日本拳法・錬武会』

鈴木雅博

日本拳法4級(執筆当時階級)

●どうして日本拳法、錬武会なのか?
入会前に、他の格闘技の見学もし、体験もしてみました。
その中で、どうして「日本拳法」「錬武会」を選んだか?
まず日本拳法ですが、私が初めて目の当たりにして真っ先に感じたのは、「非常に実
践的だな」ということでした。胴・股当て・面など防具をつけるので、日常生活にプ
ラスされた「防具の重さ」「面による視界の狭さ」が加わるものの、その状態で「手
加減なしで(もちろん初心者VS上級者の場合は初心者が稽古してもらう感じもありま
すが)」パンチを当てたり、キックをしたり・・・しかも、関節技・投げといった技
の範囲も広いのです。
しかし、手加減なしでぶつかり合っても、防具があることから(絶対ではないです
が)怪我もほとんどありません(あっても擦り傷程度で済むことが多い)。
しかも、わが「錬武会」は、形の練習等の基礎も適宜指導してくれるとともに、「実
乱撃」(上記に記したような、手加減なしでの攻防)の時間も十分に取ってくれま
す。
この、日本拳法がもともと備えている「実践性」と錬武会の「実践形式を重んじる稽
古」に大変魅力を感じ、見学後即入会することにしました。
さらに、入会後何回か練習するうちに徐々にわかったことですが、有段者の(しかも
実践に強い)方々が多く、パンチの出し方やキックの仕方、コンビネーションに関し
てたくさん参考にできる点があり、実乱撃(スパーリング)の相手をしてもらうと為になる上
に、非常に楽しいのです。

●これからの目標など
実乱撃(スパーリング)に強くなりたい、という気持ちももちろんあります。しか
し、形稽古をすると、出来てない部分(例えば、パンチを出す際の腰のひねり、キッ
クを出す際のバランスなど)がたくさんあることがわかり、そのできてない部分を少
しづつ直していきながら続けることで、自分固有の持ち味を獲得できればと思ってい
ます。

●ご入会をお考えの皆様へ
ぜひ、気軽な気持ちで見学(もちろん体験も)しに来てください。
新たな世界が広がると思います。

『寂しいひとり稽古』~初心を忘れず~

『寂しいひとり稽古』~初心を忘れず~

山本和也

日本拳法三段

日本拳法協会指導員

錬武会会長

目黒自衛隊拳法部部長

「発足3年目で2チームの出場、これは指導者の情熱です」
平成23年度全日本拳法団体選手権大会閉会式において猪狩元秀主席師範にお褒めの言葉を頂いた。
そう、当錬武会は平成20年4月に発足して以来今年で3年目になる。冒頭にも書いたが団体戦2チーム出場、稽古参加者は常時10人以上と大変賑やかである。だがこの賑やかな団体も発足当初はしばらくの間代表の寂しいひとり稽古であった事は今の道場の姿からは皆想像もできないだろう。

ある日の事、見学希望の問合わせがきた。私は当時在籍していた数少ない生徒達が来てくれる事を祈りながら仕事をする。そして仕事が終了、稽古準備をして生徒と見学者を待つ。が、待てども来ない。仕事や家庭を持つ社会人であれば皆それぞれ事情があり来れない時があるのは当然の事である。しかし見学者が来るのだから一人くらいは来て欲しい。だがその願いも虚しく時間が過ぎ、そうこうしている間に見学希望者が来る。広い道場には私とその見学希望者の二人きり・・・私はその見学者に「拳法衣を貸すので稽古を体験してみよう!」と言ってみた。二人で日本拳法の基本の突や蹴り、二人形をやってみる。なんだかんだで二人形を10本目まで出来て一時間以上が過ぎた。残り時間を胴まで装着して撃ち込みを気合を入れてやる。やれるだけの事はやったがその後彼から入会希望の連絡はなかった。

なかなか参加者が安定しない、中には私一人しかいない道場の姿を見て見学もせずに帰る者もいた。そんな日々がしばらく続いたある日、旧友から見学したいと連絡を受けた。彼こそが後の錬武会副会長、先日の団体戦の静岡大学戦にて監督自ら中堅で出場し、見事勝利した深川氏である。それからは見学者が来ても二人の稽古を披露する事が出来た。その見学者が入会、そして三人の稽古、バリエーションも増えて広い道場に響く声も少し様になってくる。『人が人を呼ぶ』とよく言う。それからはいつに間にか私が寂しくひとり稽古をする事もなくなり、忙しくなりまだ白帯の深川氏が副代表に就任、助手に選任して入会者の面倒をよく見て貰ったりと、人が人を呼んでくれた。

今思えばその寂しいひとり稽古も新規設立団体代表者としての試練だったのだろう。参加者が常時10人になった今でも私はその寂しいひとり稽古を忘れずに、『一期一会』の精神で見学・体験者と接するようにしている。『来てくれてありがとう』と。